父の背中。

映画「おくりびと」がアカデミー賞外国語映画賞を受賞しましたね^^
最近あかるいニュースが少ないので、うれしいできごとです。

公開当初から観たかったのですが、私はいまだに観ていません。
残念。
なぜ観たかったかというと、納棺師さんというお仕事の方にとても
思い入れがありまして。

すみません、今日のお話は少ししんみりしてしまうかもしれません。。。
実は私の父は4年前に亡くなっているのですが、その時のことです。
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まったく人のことを言えないのですが、私の父は自他共に認める、
かな~り自己中なマイペースな人でした。
(お父さん、ごめんね~~^^;)
そしてこの世界からのさよならも、同じようにマイペース。
ある日突然だったんです。

その日たまたま家にいた私。
それまで普段と同じように会話をしていたのですが、その1時間後に私は
第一発見者になってしまいました。

長いので詳しくは省きますが、母と救急車を呼んだり、さらにドクターカーが
来たり、そして知らなかったのですが、自宅で亡くなると事件性のある、無しに
関わらず、警察官も来て事情聴取されたりと、住宅街にたくさんの車が
押し寄せて今考えるとさぞかしご近所迷惑だったのでは?と思います。
サイレンを控えてもらうように頼めばよかったのですけど^^;

でもそんな騒ぎで駆けつけてきてくれたご近所のみなさんには、本当に
助かりました。
(うちのご近所さんは、古き良き時代のご近所さんという感じなのです)

そんな大騒ぎの中、事情聴取と同時進行に葬儀屋さんも呼ばれ
葬儀の手配なども行っていきました。
警察官の方をはじめ、葬儀屋さんなどはみなさんプロですし、全てにおいて
淡々と、本当に淡々と、としか言い様が無いほど淡々と進んでいきます。
逆に家族以上に動揺されても困りますものね。

残された者たちがゆっくりと悲しんでいる間もなく、現実的な葬儀の時の
食事の内容などそんなことも今考えなきゃいけないの?というような
細かなことまで短時間で決めなければいけないことがたくさんあり
主役(と言っていいのかしら?)である父が置いてけぼりされて
いるような錯覚に何度も陥ったのです。
私にはそれがまた一層悲しく、とてもさみしく感じられました。
(後から考えるとゆっくり悲しむ間もなく、ということで救われている
部分が大きかったですけどね)

そんな日が葬儀の日まで続きました。
その葬儀の直前に納棺師さんが登場するのですが、父をまるで
生きているかのように、とても大切にあつかってくれて、感謝の
いいようの無いほどありがたく感じ、涙がこぼれました。

その方たちも淡々とお部屋から退出されていったのですが、
私は思わずきちんとお礼を言わなければいけない、という衝動に
駆られまして、集まっていた親族そっちのけで納棺師さん達を
追いかけていってしまいました。

どんなお仕事をされているのかは映画で詳しく描かれているのだと
思います(決して映画の回し者ではありません~~)

ということで、それまでそのお仕事の存在も知らなかったのですが
感謝してもしてもしきれない、とてもすばらしいお仕事をされています。
なので、こうやってそのお仕事が注目されるのは、何の関係もない
私ですがとってもうれしいことでした。


私と父は日本の父娘の仲良し平均値というものがあるとするならば、
たぶんそれよりは上回る親子だったと思います。

でも根本的には全く考え方が違うので、最後の最後でけんかになる
パターンが多かったかも…(ーー)
少し成長した今では、呆れるほど楽天的な私を
「人生そんなに甘いものじゃなんだ!!」
という父なりの心配の裏返しだったのでは、と冷静に思えたりします。

いなくなってから気づくことや知ることが多くて、まるで謎解きのようです。
正解を確認できないのがちょっと残念だったりします^^

ひとりの人生って、当たり前ですが膨大な一日一日の積み重ねで
それを全て理解するなんて天文学的な数字になってしまいますが
もっともっと話をして父を理解したかったとなぁ、なんて。
でもきっと話ができたとしても、またけんかになってしまいそうな予感が
しないでもないです^^;

そしてご近所の方にも私の知らない父の「ちょっといい話」なんかを
聞いたりして、
「え~!?お父さんたら私たちの知らない所でなんだかいい人じゃない!」
なんてこともありました。

ぶっきら棒で空気の読めないマイペース人間だったので、
娘の私から見ても世渡りが下手そうで、誤解されることもきっと
多かっただろうなと思っていましたが、そんな風に想い出されて
家族にそれが伝わる人生って、かなりカッコイイなって思いました。

私もこの世界からいなくなった時に、そんな風に人から
想い出してくれるような人生を歩みたいなとは思っているのですが
なかなか。。。

面と向かって本人に言ったことはありませんが、父のことをとても
尊敬しています。
私の心の中の父の背中はいまだにとても大きくて、まだまだ
追い越せそうにありません。
(いや、私が男ではないので、追い越さなくてもいいのかな~~^^;)

と、映画の話からかなり脱線しましたが、先週その父の命日
ということもありちょっぴりしみじみしていたわけです。

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by aroma-ciel | 2009-02-25 19:43 | よりみち話

こんにちは!アロマとカラーで「ココロ」と「カラダ」の開放を☆*・゜*:.。   千葉・船橋のリトリートサロンciel(シエル)のレムリアンセラピストsonoeです


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